2018.10.31佐佐木きょうこブログ
人生が変わる子どもへの声かけの大切さ
こんにちは!
イップスラボの子育てカウンセラー、佐佐木きょうこです。
一週間があっという間に過ぎますが、皆様、体調など崩さず、お過ごしに慣れましたでしょうか?紅葉のシーズン到来ですね。
最近、つくづく感じる事は、大人が子どもに対して発する声かけの大切さです。
現在の私自身は、人と接する事が大好きで、何十年と対面で人と向き合うお仕事を、して参りました。
学生時代からイベントなどのサービス業から、ツアーコンダクターや、研修講師、そして産後は、ツアーに出れなくなったので、研修講師と新たにベビーサイン講師として、ママの子育てライフのサポートをさせて頂いております。
これだけ人好きな私ですが、幼い頃は、究極の恥ずかしがり屋さんでした。
今では、初めての方とでも、躊躇せず、むしろこちらから積極的に話して、お友達になるのも大好きなのですが、最初からこういうタイプではありませんでした。
幼い頃は、親戚の集まりに行っても「こんにちは」の一言が、恥ずかしくて恥ずかしくて言えないんです。言えなさ過ぎて、挙句の果て泣いてしまうという程、今では考えられないくらい、本当に恥ずかしかったのです。
それでも、それなりに、クラスでは、普通に溶け込んで、毎日、慣れた環境で、楽しくやっておりました。ただ、それほど前に出るタイプではなかったですね。
そんな時に、小学校3年生から、4年生に上がる時に、親の仕事の関係で引っ越しを余儀なくされました。それが、嫌で嫌で、一人でも残りたいと訴える程でした。そんなこと、小学生に出来る訳もなく…引っ越しをしました。
転校生としての初日。ご近所の小学生の登校班というのがあり、グループで登校するので、母は仕事もあった為、登校班の班長さんにお任せ状態で、初日を一人で登校する事になりました。
学校に着いてから、転校生ばかりが会議室に集められます。10名以上いましたね。ふと、気付けば、皆、他の転校生の方は、親御さんとご一緒じゃないですか!
「ガーン!!私だけ一人?ウソ~!いきなり不安倍増」
恥ずかしがり屋の私です…一気に心配になりました(苦笑)
ただ、そこで起こった出来事が、後々の私の人生に大きく関わって来ることになりました。
会議室にいらした、校長先生と、担任の先生に一人で登校したことを、もの凄く褒めて頂きました。そして、担任の先生がクラスメイトに私を紹介して下さる時に、
「この子は、凄いんだよ!今日、初めての日にたった一人で学校に来たんだよ!本当に偉かったよ」
と、話してくださいました。
3・4年生は、2年間、持ち上がりで同じクラスです。すでにクラスの雰囲気は出来上がっている所に私が一人転校生として入りました。その先生の話を聞いたクラスメイトは、
〇この子、凄い子なんだ 〇偉い子なんだ
というイメージが残り、何故かいきなり学級委員をやらされることになりました。本当にやらされるという感覚です(苦笑)
人前で議長として進行なんて今までした事もなかったので、もうドキドキでした。やらざるを得ない環境に身を置いたわけです。
ただ、そこから、色々と不思議な現象が…今まで飛べなかった跳び箱がいきなり最初のトライで出来る様になったり、一度もリレー選手に選ばれた事がなかった私が、小4から高3まで、ずっとリレー選手に選ばれる様になったり、成績も上がったり、何かしらの委員をずっとやる事になったり、それから、私の人生はわりと人前で話す事が多くなりました。もちろん、今でも、得意ではないんです。
これだけ経っても得意とは思っていないのですが、苦手意識があるからこそ、努力しないと…といつも思います。この時の経験で私の人生が大きく変わった事は間違いないです。
もうかなりのお年を召された担任の先生でしたが、エネルギッシュでパワフルで、白髪のマッシュルームヘアで、背が低めでいらっしゃるので、厚底の白のエナメルの靴をいつも履いていてキューピーさんにそっくりなイメージなので、キューピー先生と呼ばれている名物先生でした。厳しい先生でしたが、愛情たっぷりでいつも声が大きい先生でした。このキューピー先生のおかげで、私は自分の殻を破る事が出来ました。そして、更に前進する事が出来たのです。キューピー先生との出会いは私の人生に於いて、本当に大切な出来事です。
キューピー先生との出会いがなければ今のような私ではなかったとはっきり思います。
そう考えると、子どもの頃に親や先生からかけて貰った言葉の重要性を否めないと思います。自分が発した一言で、その子の人生が変わるかもしれないですものね。
私たち保護者も言葉を選んで子どもに声かけしていきたいですね。とは言え、なかなかそれも難しくわかっていても、言い過ぎて反省する毎日です(苦笑)
ママも生身の人間ですから、分かってても言いすぎる事、ありますよね。特にうちの場合、多感な思春期、生意気な態度だったりすると、こちらも、ズバッと言いますが、それは、それで良しとしております。
ただ、その後、どうしてそう言ったのか、ママの心の中の正直な気持ちを伝えてフォローするだけで、お子さんの気持ちがかなり違ってくると思います。
必要があれば、言い過ぎた事を謝る事も私もあります。言い過ぎては、フォロー、繰り返しています(笑)
長くなりましたが、お子さんの可能性を活かすのも壊すのも、この声かけの存在の重要性をいつも気に留めておきたいと思っております。
今日はハロウィンですね〜!ハッピィハロウィン🎃👻